従業員とお客様の笑顔のために、
店長としてできること
販売部 新津店SM(店長) 小鈴 武史
お店独自のイベントで
お客様に喜んでもらいたい
パート・アルバイトを含め、総勢110名もの従業員を抱えるリオン・ドール新津店。2021年から店長としてこの店をけん引しているのが小鈴武史だ。今年で入社20年目、農産部門でのエキスパートである小鈴が店長を任せられたのは、新津店がすでに4店舗目。会社や部下からの信頼も厚い小鈴だが、当初は店長の仕事に不安を感じていたという。「自分に店長が務まるのか自信が持てず、これまでの店舗では全体を見ながら店を回すだけで精一杯でした。でも、せっかくお店を任せてもらっているのだから、新津店ならではの名物を作りたいと考えるようになったんです」。店長として経験を積む中で、自分たちにしかできない店づくりへの挑戦を決意。独自の企画やイベントでお客様に喜んでもらい、新津店を盛り上げることを目指した、小鈴たちの挑戦が始まった。
店舗の自由な挑戦を
本部がバックアップする
理想の関係
「自分たちにしかできない店づくり」といっても、スーパーの業務は目まぐるしい日々の連続だ。年間を通して全店共通で取り組む季節のイベントも決まっている。それらに加えて、独自の企画やイベントを開催するのは、決して簡単なことではなかった。しかし、そうした状況でも原動力となったのが、「失敗の自由」が息づいたリオン・ドールの社風だった。
「企画やイベントはお店ごとに自由に任されています。販促部にお願いしてチラシを準備してもらったり、商品部に頼んで推したい商品の価格を出してもらったりと、サポートの体制を整えてくれるのが良かったです」。
リオン・ドールは、多店舗展開しているスーパーの中では、類を見ないほど自由度の高い店舗運営が可能だという。その土壌には、新しいことへの挑戦を後押しする環境が大きく影響しているのかもしれない。
従業員の間に生まれた
一体感と徐々に
大きくなる手応え
独自のイベントを成功させるために、会社のサポート以上に不可欠だったのが、新津店の従業員が一体になることだった。「みんな初めての挑戦なので、どんなイベントをやればいいのか手探り状態…。各部門の責任者と一緒に案を出しましたが、正直はじめのうちは売り上げもお客様の反応も今一つでした」。
それでも諦めることなく、失敗の原因を分析したり、定着するまで繰り返し開催したりするうちに、少しずつ風向きにも変化が生まれた。
「次はこんなイベントをやってみたい」とスタッフ側からアイデアが出始め、パート従業員からも「来月はどんな企画を考えているの?」と聞かれることが少しずつ増えていったという。従業員全体でイベントを盛り上げる意識が高まるにつれ、お客様への認知も拡大。ついには安定的な売上げにも結び付くようになっていった。
お客様にも浸透している
新津店の人気イベント
今では新津店のオリジナルイベントは、お客様の間にすっかり定着しているものも多い。毎月給料日前の日曜日に開催されている「たまげた市」はその代表例。売り上げが低下しがちな日にお得な商品を売り出すことで、お客様の家計を応援するこのイベントは、地域の人にもすっかりおなじみとなっている。また、定番の豚肉にスポットを当て、価格の訴求だけでなく、味や品質といった付加価値のPRにもこだわった「ポークフェス」や、生鮮部門が同一のテーマを決めて売り込みをかける「フェス企画」など、新津店独自のカラーを打ち出したイベントが定期的に開かれている。
従業員が働きやすい環境を
つくるために、店長として
できること
店長として大切にしている想いについて、「みんなが楽しく笑顔で働ける店にすること」だと話す小鈴。新津店独自のイベントもそれに向けての取り組みのひとつなのだ。イベントの他にも、朝の挨拶や昼のミーティングだけでなく、ちょっとした場面の声掛けや雑談も意識しながら、ふだんのコミュニケーションも大切にしているという小鈴。「店長一人じゃ何もできません。スタッフみんなの協力があってこそ企画は実現できますし、お店としてもまだまだ新しいことができると思っています」。少し謙遜しながらもはっきりと話す姿に、理想のお店に向かって挑戦し続ける決意と覚悟が垣間見えた。
販売部 新津店SM(店長)小鈴 武史(こすず たけし)
2004年 | 入社 販売部 農産部門配属 |
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2007年 | 販売部 農産部門チーフ |
2012年 | 販売部 農産部門マスター |
2015年 | 商品部 農産バイヤー |
2017年 | 販売部 店長 |